バイナンスを利用している既存ユーザーや、バイナンスを利用したいと考えていたユーザーにとって、バイナンスの動きを理解することは重要です。
この記事では、バイナンスが日本人向けにサービスを停止するのか、既存ユーザーはどうなるのか、その他、具体的な対処法として代わりとなる海外仮想通貨取引所についても詳しく解説します。
バイナンスは日本で利用不可に?
これまで仮想通貨取引をする日本人ユーザーにとって、大人気だった仮想通貨取引所バイナンスが日本人ユーザー向けのサービスを停止するといった話が話題になっています。
先に結論から言うと、バイナンスが利用できなくなった、使えなくなったとの話も出ていますが今回利用できなくなるのはグローバル版のバイナンスです。今後、バイナンスは日本の仮想通貨市場に適合するために日本のライセンスで国内進出をするようです。
グローバル版のバイナンスが利用不可に
バイナンスはこれまで日本の仮想通貨取引所が持つライセンスを取得していませんでした。しかし今後、日本市場に進出するために日本の規制に則った形で取引所を展開していくことが決定しました。すでにバイナンスは日本の仮想通貨取引所であるサクラエクスチェンジを買収しており、仮想通貨の取引サービスを提供していくとしています。
【重要】既存ユーザーはどうなる?
既存のバイナンスユーザーは、8月1日〜11月30日までの間にKYC(本人確認)を完了させるための日本版バイナンスの移行リンクにアクセスできるようになります。
また、既存のユーザーは11月29日までグローバル版のバイナンスを利用することが可能となっています。
11月30日に取引は全て自動的にキャンセルされ、取引ができなくなります。
11月30日の内に日本版バイナンスでの取り扱いがない仮想通貨銘柄をグローバル版バイナンスで保有している場合は全てビットコインに変換されるので注意する必要があります。
つまり、12月以降はグローバル版のバイナンスは利用できなくなり、日本版のバイナンスが利用できるようになります。
【重要】日本版バイナンスの詳細、今後のスケジュールは?
既存のユーザー限定で日本版バイナンスへの移行リンクが8月1日から11月30日までアクセスすることができます。
また、現時点では提供される取り扱い仮想通貨銘柄についての詳細は出ていませんが、30を超える銘柄が初期段階で取引可能になる予定です。
加えて、日本の規制に準拠するために初期段階においてデリバティブサービスは提供しない予定です。
将来的にはデリバティブサービスを提供する計画があるようです。
バイナンスから他の仮想通貨取引所への移行を考える理由
バイナンスが日本人ユーザー向けにグローバル版を停止したことで今後国内版が利用できる予定ですが、日本版の場合、これまでグルーバル版で取引できた仮想通貨銘柄は大きく減少することになります。
そのため、バイナンスで取引できた大きな魅力であったアルトコインの取り扱い数がないことになります。
日本人ユーザーが海外取引所を取引する大きな理由はやはり多くの仮想通貨を取り扱えるという点です。
そのため、既存ユーザーが求めている仮想通貨取引所のイメージとはかけ離れたものになる可能性があり、ユーザーの視点からすると否定的な意見も少なくありません。
しかし、今後、日本の取引所のルールに従うことはよりユーザーの資産を守るための一助となるのも事実です。
ここら辺はリスクとリターンを考えて国内取引所、海外取引所を利用する必要があります。次の章ではバイナンス以外で仮想通貨の取り扱いが多い取引所を厳選しましたので参考にしてください。
バイナンスの代わりになる海外仮想通貨取引所
ここではバイナンス以外の取引所で日本人ユーザーが愛用している取引所を4つ厳選して紹介します。
手数料とスプレッドの公正さ、豊富な利用可能通貨ペア、迅速かつ丁寧なユーザーサポート、そして強固なセキュリティ対策を特に重視し、これら全てが充実している海外仮想通貨取引所を厳選しました。
セキュリティや利便性、銘柄の多さで言うとMEXCが日本ユーザーにも人気の取引所となっています。
また、そのほかの人気海外取引所についても紹介しているので参考にしてください。
MEXC
MEXCは、世界中の仮想通貨取引において、トレーダーにとって非常に重要な存在の一つです。
MEXCは、多くの仮想通貨を取り扱う取引所であり、安全で信頼性が高く、ユーザーフレンドリーな取引所として知られています。
MEXCでは、ビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ、ライトコインなど、取引所の中でもトップレベルの幅広い仮想通貨を取り扱っており、その数は業界トップの1300銘柄以上です。
また、多くの仮想通貨を取り扱うだけでなく、新しいプロジェクトの仮想通貨も積極的にリスティングしています。
そのため、早期の段階で取引することができ、他の取引所へ上場する前に保有することも可能です。
さらに、MEXCの大きな点としてメールアドレスだけで取引が可能です。そのため、海外取引所へ個人情報を送りたくないというユーザーの中でも人気の取引所となっています。
他にも仮想通貨出金の速さなど便利な取引所として知られています。
MEXCの取引所は、多くのトレーダーにとって、信頼性が高く、手数料が非常に安いことで知られています。
また、MEXCの取引画面は、わかりやすく使いやすいデザインになっており、初心者でも簡単に取引を行うことができます。
さらにMEXCでは永続で取引手数料が割引されるキャンペーンも今現在、行なっています。
(こちらから登録すると取引手数料が通常時より大幅に割引になります)
Bybit
Bybitは、仮想通貨のデリバティブ取引に特化した取引所であり、ビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ、EOS、USDTなどの主要な仮想通貨を取り扱っています。
Bybitのプラットフォームは、高速で信頼性が高く、レバレッジ取引において、低い手数料と高いレバレッジが魅力的です。
さらに、取引画面がシンプルで使いやすく、初心者でも簡単に取引をすることができます。
Gate.io
Gate.ioでは、ビットコインやイーサリアム、リップルをはじめとした人気の高い仮想通貨はもちろん、多数のアルトコインも取り扱っています。
また、USDTやUSDなどの法定通貨との取引も可能です。取引ペア数が非常に多いため、多彩なトレード戦略が立てられるのが魅力です。
Gate.ioの取引画面は非常に使いやすく初心者でも分かりやすいUIとなっており、チャート分析などのトレードに必要な機能も充実しています。
さらに、仮想通貨取引が上手い人の投資利益などをみることができ、コピートレードができることもGate.ioの魅力的なサービスです。
(こちらから登録すると取引手数料が通常時より大幅に割引になります)
KuCoin
KuCoinは、シンガポールに拠点を置く仮想通貨取引所であり、2017年に設立されました。
KuCoinは、高いセキュリティ対策、多様な仮想通貨の取り扱い、多言語対応のカスタマーサポートなどの特徴を持っています。
KuCoinは、200種類以上の仮想通貨を取り扱っており、多様な仮想通貨を取引したい方には、最適な取引所の1つとなっています。
(こちらから登録すると取引手数料が通常時より大幅に割引になります)
バイナンスから他の取引所への資産移行の方法
必要な手順
ここではバイナンスから資産を引き出す際の手順をステップ順にわかりやすく解説しています。
手順に従って作業することでミスのない送金ができます。
資産を移動したい送金先の仮想通貨取引所にログインし、送金したい仮想通貨の入金アドレスを取得(コピー)します。
入金アドレスを確認するには通常「Wallet」や「Funds」、「Deposit」などと表示されている欄から確認ができます。
バイナンスにログイン後、ウォレットページに移動します。そこで送金したい仮想通貨を選択し、「Withdraw」または「Send」を選択します。
送金先の取引所で取得した入金アドレスをバイナンスの受取人のアドレス欄に貼り付けます。次に送金額を入力します。
入力情報をよく確認した上で、「Submit」または「Send」をクリックします。これにより、送金申請ができます。
送金操作後、バイナンスから確認メールが送られてくることがあります。そのメール内のリンクをクリック、もしくは記載しているコードをバイナンス側で入力することで送金手続きが完了となります。
資産移行時の注意点
ここでは送金する際の注意点について詳しく解説しています。
送金時の注意点を意識することで安全に資産の移動が可能です。
正確なアドレスの確認
仮想通貨の送金先アドレスは非常に長い文字と数字でできているので間違えやすいです。間違ったアドレスに送金してしまうと、資産を取り戻すことは困難になります。コピペによるアドレス入力のミスがないか、確認してから送金をすることが重要です。
送金テスト
大量の仮想通貨を送金する場合は、送金前に少額でテストして送ることをおすすめします。また、ほとんどの取引所には一度送ったアドレスを連絡先のように登録できる機能があるので可能であれば送金ミスを防ぐためにも登録しておくと良いです。
送金手数料
送金には手数料が発生します。取引所や仮想通貨の種類によって、手数料が異なります。そのため、送金時に手数料を確認することで送金額を正確に把握することができます。
送金時間
送金時間には時間がかかることがあります。特にネットワークが混雑している場合やセキュリティ上の理由から確認時間を必要とする取引所では、送金確認に数時間かかることがあります。また、取引所から取引所へ送金する場合は、それぞれの取引所で送金確認プロセスを挟むため、取引所からウォレット間の時よりも多少の時間がかかる可能性があります。
まとめ:他の仮想通貨取引所への移行を考えるべき理由
日本の仮想通貨規制が強化されており、バイナンスが日本人向けにグローバル版でのサービスを停止した背景には、これらの規制の遵守があります。
グローバル版のバイナンスが利用できなくなったため、これまでのように海外取引所を利用したいユーザーは同等のサービスを提供する他の取引所に移行する必要があります。
今後、グローバル版のバイナンスにかわり、1300種類を超える銘柄数の多さやセキュリティ、対応の充実さなど日本人に人気のMEXCが注目を浴びていくと考えられます。
世界や日本の仮想通貨市場は常に変化し続けており、個々の投資戦略に合わせて適切な取引所を選択することが重要です。
今回、紹介した複数の日本人に人気の海外取引所以外にも、MEXCをさらに深く知りたい方はこちらをご覧ください。